保険

【掛け捨てはもったいない?】掛け捨て保険と貯蓄性保険のメリットデメリット

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みにお
みにお
STEP1で、『万が一の時に国からもらえるお金』を理解できたよ!

STEP1はこちら↓
【保険の見直しSTEP1】3つの公的保障を知ろう!

みにこ
みにこ
では今回は、掛け捨て保険と貯蓄性保険について考えてみましょう
みにお
みにお
掛け捨て保険はもったいない気がする・・と言う声をよく聞くなぁ
みにこ
みにこ
実は一概にそうは言えないのです。では、『貯蓄性保険』と『掛け捨て保険』の徹底解説をします

あわせてこちらの記事も↓
【5ステップで計算】必要保障額の目安は?何歳までいる?

貯蓄性のある保険とは

貯蓄性保険・貯蓄型保険などと呼ばれる保険は、満期にお金が戻ってくる保険です。

一方で、満期にお金が戻ってこない保険を『掛け捨て保険』と言ったりしますね。

貯蓄性保険(終身保険・養老保険など)
→支払った保険料が満期に戻ってくる

掛け捨て保険(定期保険)
→支払った保険料は戻ってこない

貯蓄性保険は、104%など『返戻率』が定められており、それを元に満期の返戻金が決まります。

 返戻率の例

■払い込んだ保険料の総額100万円

■返戻率104%

→100万円 × 104% = 104万円 が満期の返戻金

みにこ
みにこ
この返戻金が無いため、掛け捨て保険はもったいないと言う声を耳にしますが、一概にそうとも言えません。お話しさせてください。

【貯蓄性保険と掛け捨て保険】の比較

一見もったいなく見える掛け捨て保険ですが、貯蓄性保険と比較すると、同じ保障を得るために必要な保険料は安くなります。

『2,000万円の死亡保障』『払込期間・保障期間30年』の場合

■貯蓄性保険:月々約3万円
■掛け捨て保険:月々約5千円

同じ保障内容で月々の支払いは約2万5千円の差

※大手生命保険会社にて筆者が見積もり依頼

掛け捨て保険は貯蓄機能はありませんが、保障機能に特化した商品ということがわかります。また、掛け捨て保険で支払う月々の保険料は、そのほとんどが『万が一のことがあった契約者』に支払われるものです↓

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それが自分かもしれませんし、他の誰かかもしれません。まさに、保険の『助け合い精神』が全面にでた商品なのです。

みにお
みにお
掛け捨てと貯蓄性保険、意外と大きな差だなー。
みにこ
みにこ
早死にリスクをヘッジできるため、保険は入れるに越したことはありません。ただ、月々の保険料が苦になる・苦になりそう、もしくはこの差のために長生きした際に資金が枯渇するリスクのヘッジが不十分になりそうでは『人生がよくなる家計』とは言いにくいのです。
みにお
みにお
今は苦じゃなくても、”苦になりそう”でもダメなの?
みにこ
みにこ
まさにです。一般的に、貯蓄性保険は途中解約すると元本割れするので、貯蓄性保険は月々の保険料が満期まで苦にならないことを絶対条件として入るようにしましょう。

掛け捨て保険は貯蓄機能が無いため月々の保険料が安い

掛け捨て保険の月々の保険料は、そのほとんどが『万が一のことがあった契約者』のためのも

貯蓄性保険に加入する場合は、『長生きリスクへの備えが不十分にならないこと』『月々の保険料が満期まで苦にならないこと』を条件として加入すること

【貯蓄性と掛け捨て+投資】の比較

貯蓄性保険は、『掛け捨て保険』と『プロの運用(国債など)』セットになったような商品です。

プロが運用してくれる商品と言うと、投資信託が代表的なものになりますが、貯蓄性保険のみに投じた場合と、掛け捨て保険と投資信託の組み合わせで対応した場合のリターンの差をバックテスト(過去の株価でテスト)してみました。

まずは上の例をおさらい↓

仮定

『2,000万円の死亡保障』『払込期間・保障期間30年』を条件に見積もり

■貯蓄性保険:月々約3万円
■掛け捨て保険:月々約5千円

同じ保障内容で月々の支払いは約2万5千円の差

※大手生命保険会社にて筆者が見積もり依頼

みにこ
みにこ
この2万5千円を仮に日経平均株価に組み入れられている全銘柄に投資していたとします。(=日経平均株価インデックスファンドへ投資)

また、貯蓄性保険の返戻率は私調べで最高値と思われる108%を使用します。

 バックテスト】リターンの比較

月々3万円の貯蓄性保険

・元本:1,080万円(月々3万円 × 30年)

・無事30年経過した時:1,080万 × 返戻率108% = 1,166万4千円

・死亡時:保険金3,000万円

掛け捨て保険5千円 + 2.5万円の投資

・投資元本:900万円(月々2.5万円 × 30年)

・無事30年経過した時:1,375万5千円

・死亡時:保険金3,000万円 + (2.5万 × 経過月数) +  運用損益

※返戻率は筆者調べで2018年時点で最高と思われるもの
※投資成果は1988年〜2018年の日経平均株価にてバックテスト/売却時の日経平均株価を22,000円で計算(2019/4/15参考)
まとめると・・・

無事に満期を迎えた時のお金

『貯蓄性保険』は月3万円(総額約1,000万円)を積み立てて約1,200万円返ってきます。

『掛け捨て保険 + 投資信託』は月々5千円の保険料は返ってきません。しかし、その差額2.5万円(総額900万円)の積立運用分が約1,400万円返ってきたのです。

死亡時のお金

『貯蓄性保険』→3,000万円

『掛け捨て保険 + 投資信託』→3,000万円 + (2.5 × 経過月数) +運用損益

仮に契約後10年経って死亡した場合、『貯蓄性保険』の場合は保険金3,000万円のみの支払いですが、『掛け捨て+投資』だと保険金3,000万円にプラスして300万円とその運用損益が返ってきます。

みにこ
みにこ
あくまでもが行った過去のデータによるバックテストであり、今後30年間の投資成果を示すものではありませんが、上記の差が出るのです。
みにお
みにお
夫婦で少し長めの旅行をして後は老後資金にしたり・・・とできるぐらいの大きな差だね
みにお
みにお
税金の負担が軽くなる生命保険料控除は考慮しなくていいの?
みにこ
みにこ
生命保険料控除は、掛け捨てでも貯蓄性保険でも適用される上、支払った保険料が年間8万円以上(月々約6,700円)だと控除額は一定のため、保険料を払えば払うほど税負担が軽くなるものではないので考慮していません。

この差をどう捉えるかは、家計の状況・リスク許容度などからご家庭により様々です。当然、ここだけにスポットを当てて保険選びをしてはいけません。しっかりメリットデメリットを総合的にみていきましょう。

それぞれのメリットデメリット

掛け捨て保険のメリット

■貯蓄機能がない分、保険料が安い

高い保障を用意しやすい

■備わっていない貯蓄機能は他の金融商品で自由に補うことができる

掛け捨て保険のデメリット

■保険料は『万が一のことがあった契約者』のために使われるため、戻ってこない

■保障が一生涯続く保険が少ない

みにこ
みにこ
保障期間はどうする?についてはこちらの記事もご覧ください

貯蓄性保険のメリット

強制的に貯蓄運用される

■通常、表示の返戻率が必ず返ってくる(96%~108%などなど)

貯蓄性保険のデメリット

■貯蓄性がある分だけ、掛け捨て保険より月々の保険料は高くなる
→上記の例だと2.5万円ほど

■満期まで保有しないと(=途中解約すると)元本割れする

■返戻率が固定されるのでインフレに弱い

みにお
みにお
『持ってると使いすぎちゃう』と言う場合には強制力が強いから魅力的だね・・!
みにこ
みにこ
一方で、その強制力ゆえ、『事情ができて保険料を払い続けられなくなった』『インフレが起きた』『より魅力的な投資先を見つけた』という際に、動きにくいのが難点でもあります。

最後に

保険だけにスポットライトを当てたら、合理的な正解は1つに絞れるかもしれません。しかし、家計は『家族構成』や『リスク許容度』など、様々な要素を含んでいます。

それらを総合的に考えると、『正しい保険』は家計の数だけ存在するはずです。

家族の人生、自分の人生のために、納得のいく保険を選びをしていきましょう。

保険の見直し次のSTEPはこちら↓
【STEP3】必要保障額の目安は?何歳までいる?5ステップで計算

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miniko
Instagramフォロワー5万人・アルゴリズムを用いた為替取引を行っていた元為替ディーラー銀行員です。 ■元為替ディーラー(銀行員) ■元アセマネ(リスク管理部門) ■証券アナリスト1次(2次は取ってません) ■FP ■金融工学専攻 ■デリバティブ開発 ■アプリ開発 ■0歳児ママ 「本当に役に立つ金融教育」「投資信託」の普及に力を入れています。
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