得するコラム

なぜ?「貯蓄から投資へ」を国が勧める2つの理由

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「貯蓄から投資へ」よく聞くワードですね。

なぜ今、国は貯蓄から投資を勧めるのでしょうか。2つの理由を簡単解説!

理由①成長産業がわからない?!

融資が成長のエンジンだった過去

国民が銀行に預金をしたお金は、銀行を介して、企業へ融通されます。

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そして、この手段の大きなメリットは、「国が関与できる」点でした。

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もちろん、すべての融資が国の関与によるものではありませんが、このように、戦後の日本は大きな成長を遂げてきたのです。


貸し出し先がない!?

こうして順調に経済成長をしてきましたが、バブル崩壊とともに、融資の失敗が目立つように・・・。そこで、国は、銀行が失敗しないよう、かなり厳しいルールを設けて融資をするように促したのです。

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しかし、図にある通り、厳しいルールをクリアする企業は少なく、積極的に融資ができなくなりました

要は、「銀行が貸し出せる先がない」状態になったわけです。ある大臣さんは「銀行の融資先が不足しているため、国が借りるしかない」と発言していました。

バラバラの目が必要?

更に、グローバル化・多様化の進む社会において、成長分野が一見しただけではわからなくなりました。

理由は簡単。

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今までは「同じような人」が集まると成功する同質化成功時代でした。

みんなで同じ方向を見て頑張る企業が勝ってきたわけです。

そんな「みんなが同じ企業」は「同じような人」には見つけやすい。

=「成長企業」は「官僚や銀行員」にはわかりやすかったのです。

しかし、今はもう違いますね。みんながバラバラの方向を見て頑張る集団が勝つ多様化成功時代なのです。

すると、「自分と同じ」ではない人間は排除される官僚や銀行員の世界からは、何が成長企業かわからなくなった・・・。

(言い過ぎですかね?)

これを解決する策として必要になったのが、「たくさんの目」つまり「国民の目」です。

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国民に、様々な目で成長企業を探しだして投資をしてもらおう!

そして、企業が成長して得た利益は、銀行だけのものでは無く、国民にも還元しよう!

こういう発想から生まれたのが、「貯蓄から投資へ」というわけです。

 

理由②年金制度の維持が困難に?

もう一つの理由は、年金制度の維持が難しくなってきたことにあります。

年金とは、「今の現役世代が今の引退世代に支払うもの」ですが、少子高齢化により、引退した1人の年金を1.8人の現役世代で支えなければいけない事態がやってきます。

構造的に、年金制度の維持は困難になってきているのです。

ここで「自助努力」という考え方が出てきました。

要するに、「自分の年金は自分で確保しましょう」ということです。

ここでも、「貯蓄から投資へ」が効果をなすわけです。

詳しくはこちらの記事もご参照ください↓

減る年金額、今私たちは何をすべきか


最後に

今まで貯蓄貯蓄!と国に言われてきた分、急に、投資!とはいかないかもしれません。

しかし、日本人がここまで貯蓄好きになれたのは、政府の訴えかけが寄与しています。

ということは、今後政府が投資を訴えかけていると、10年後には投資が当たり前になっているかもしれません。

その流れに乗り遅れないためにも、今から金融知識は蓄えていきたいですね。

 

 

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miniko
Instagramにお金の話を投稿し始めて9ヶ月 フォロワー2.7万人達成! ■元為替ディーラー(銀行員) ■元運用会社(リスク管理部門) ■証券アナリスト1次(2次は取ってません?) ■FP ■金融工学専攻 ■デリバティブ開発 ■アプリ開発 ■0歳児ママ 「本当に役に立つ金融教育」「投資信託」の普及に力を入れています。